外国人労働者の方々を見ていて感じること
先日、秋葉原の某金沢カレーチェーン店にお昼休みに行った時のことでした。
大好きな金沢カレーをのんびり食べながら、いつものように人間観察をしていました。
近頃では当たり前になってきていますが、店員さんは全員外国人。恐らく、中国系の方が数名とベトナム系の方が数名、日本語で楽しそうに話しながらお仕事をしていました。
(こういった職場では、母国語を話すことは禁じられているのでしょうか??)
まぁまぁ、都内なら当たり前のことだなーと思いつつ周りを見回すと、お客さんたちも全員外国人。
なんと店内にいた日本人は僕一人でした。
中国系の店員さんと中国系のお客さんが日本で話して注文して、面白い光景ですよね〜
人手不足という言葉を聞かない日はないこのご時世。
東京都の最低賃金は958円。それでも世の中の高校生達は、
「時給1000円以下とかあり得ない」
と豪語する子達も少なくありません。
(時給1000円分の働きができるの?と言いたい気持ちは常に抑えていますが…)
正直言って、高校生のバイトレベルでできる仕事はAIでも、日本語が片言の外国人にでもできる仕事がほとんどだと思います。
今後、今ある職業の60%(人によって言うことは違いますが)がなくなり、新たな職業が生まれると言われています。
そのなくなる60%というのは、AI等による機械化でなくなっていくわけです。
それに加えて、当然、誰にでもできる仕事は海外から来た外国人の方々に担っていただくことになると思います。
日本人、特に、
「AIの苦手な分野においてもAIに劣ってしまう人たち」
はどうやって今後生き残っていくのでしょうか?
ベーシックインカム?Youtuberになる?仮想通貨に投資する?
まぁ、Youtuberや投資で成功できるような方々はAIよりはるかに優れているわけですが…
英語を喋れるようになって国際力をつける?
今後AIの発達で、言語の壁はどんどんなくなっていくことと思います。
英語が喋れるということが、活躍するツールにすらならなくなってくる時代になるかもしれません。
そういった意味では、やはり、日本人全体の英語コミュニケーション力の底上げ(大卒生は旅行先での雑談や仕事での軽いやり取りが英語でできるレベルまで)というのは、必要なのかもしれませんね。
その上で、英語を使って、しっかりと筋道を立てて自分の意見を言える、そもそもの人としての表現力、思考力、判断力をつけていく。
英語を喋れるようになるために、英語を専門的に学ぶのではなくて、
自分の得意分野を持ち、そのことについて、英語で話ができる
というレベルに、大卒生はなっていかなくては、真の国際力とは言えないのではないかと思います。
英語でコミュニケーションが取れるだけでは、外国人の労働者の方々、AIに負けてしまいます。
現在国が英語4技能というテーマで推し進めている教育改革は、この方向に向かっていると思いますが、果たして現場の教育者や当事者である生徒たちは、そこまで考えて指導・勉強しているのでしょうか…??